2019年8月19日(月)

GDP実質6.0%増 7~9月年率、4期ぶりプラスに

2011/11/14付
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内閣府が14日発表した2011年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.5%増、年率換算で6.0%増となった。プラス成長は4四半期ぶり。東日本大震災後の自動車生産の回復で輸出が伸びたほか、個人消費も増えた。日本経済は震災前の水準を取り戻したが、先行きは円高や海外経済の減速で回復力が鈍りそうだ。

実質GDPは年率換算で約542兆円と、震災前の10年10~12月期(約540兆円)を上回った。前期比伸び率は10年1~3月期(2.5%増)以来の大きさ。生活実感に近い名目GDPは1.4%増、年率で5.6%増だった。

古川元久経済財政担当相は「サプライチェーン(供給網)の立て直しが急速に進んだが、足元では海外景気の回復が弱まり、景気の持ち直しテンポが緩やかになっている」と強調した。

全体で前期比1.46%増となった実質GDPの増減にどれだけ影響したかを示す寄与度をみると、個人消費など内需が1.04%分、外需が0.42%分押し上げた。

需要項目別では、個人消費が1.0%増。自動車購入が伸びたほか、旅行やレジャーなどサービス消費が持ち直した。住宅投資は5.0%増加。

設備投資は1.1%増。自動車メーカーが投資に動き出したほか、復旧・復興需要で建設用クレーンの投資が伸びた。民間の在庫動向も成長率を0.2%分押し上げた。公共投資は仮設住宅の建設が増えた前期の反動で2.8%減少した。

外需では、自動車が急回復した輸出が前期比6.2%増加。輸入は国内の生産回復や火力発電用の液化天然ガス(LNG)の調達増で、3.4%増えた。

総合的な物価の動向を示すGDPデフレーターは前年同期を1.9%下回った。8期連続の下落。前期比では0.1%下落にとどまったが、物価が持続的に下落する緩やかなデフレ基調がなお続いている。

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