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APEC、成長力底上げで足並み 景気減速など不安共有

13日開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では、域内共通の成長戦略をはじめて策定することで大筋合意した。世界経済の減速、格差の拡大、急速な高齢化という「3つの不安」を強く意識し、成長力の底上げで足並みをそろえた格好だ。2015年までの行動計画を着実に実行し、成長センターとしての地位を維持できるかどうかが問われる。

「世界経済は思ったより回復しているが、なおぜい弱だ」。菅直人首相の主催で13日に開いた歓迎昼食会。首脳会議の最初のイベントで、多くの首脳が口にしたのは景気減速への懸念だった。

不安定な金融市場や政府債務の拡大など、首脳が挙げたリスク要因は多岐にわたった。日本や米国を含む先進国の低成長も問題のひとつと指摘され、各国・地域がそろって成長戦略に取り組む方針を確認した。

域内経済のバランスが悪いとの声も聞かれた。APECは国・地域によって発展段階が違うためだ。フィリピンのアキノ大統領は関連行事の講演で「経済統合を通じて域内の経済格差を縮小すべきだ」と述べ、格差是正の観点からも成長戦略が必要だと訴えた。

高齢化の波も無視できない。内閣府によると、アジアの主要国は30年までにすべて「高齢化社会」に突入する。高齢化が進めば労働人口が減り、潜在成長率が低下する恐れがある。その意味でも成長戦略に対する域内の関心は強い。

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