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GDP実質2.3%減 10~12月、2期ぶりマイナス

円高・タイ洪水で輸出低迷

内閣府が13日発表した2011年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%減、年率換算で2.3%減となった。マイナス成長は2四半期ぶり。円高や世界景気の減速にタイの洪水が重なり、輸出が低迷した。先行きについては、震災からの復興需要の本格化に伴い、緩やかな回復軌道に戻るとの見方が多い。

内需や外需が実質GDPの増減にどれだけ影響したかを示す寄与度をみると、個人消費など内需はGDPを0.06%分押し上げたが、輸出の大幅な落ち込みを背景に外需が0.64%分の押し下げ要因になった。海外需要の落ち込みがマイナス成長の主因となった。

輸出は前期比3.1%減少した。欧州債務危機の影響が波及し、新興国の需要が伸び悩んだ。タイの洪水で自動車メーカーなどの部品が不足し、生産にブレーキがかかった。

輸入は1.0%増えた。鉄鋼製品の調達が増えたほか、スマートフォン(高機能携帯電話)など電子通信機器の輸入が増えた。

そのほかの需要項目別の内訳では、GDPの6割近くを占める個人消費は0.3%増加した。飲食・サービス消費が持ち直した。住宅投資は住宅エコポイント制度が昨年7月末で終了した反動などで0.8%減った。

設備投資は1.9%増え、5四半期ぶりにプラスに転換した。自動車メーカーが全体をけん引した。復興需要でブルドーザーなど掘削機械の投資も伸びた。

公共投資は2.5%減と2期連続で減少した。仮設住宅の建設が昨年夏でほぼ終了したためだ。本格的な復興経費を盛った11年度第3次補正予算の執行は、今春以降となる。

総合的な物価動向を示すGDPデフレーターは前年同期を1.6%下回った。9期連続の下落。前期比は0.2%下落にとどまったが、物価が持続的に下落する緩やかなデフレ基調が続いている。

同時に発表した2011年暦年のGDPは実質で506兆8333億円となった。前年比で0.9%の減少。生活実感に近い名目は468兆738億円で前年比2.8%減で、ともに2年ぶりマイナスとなった。東日本大震災などが影響した。

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