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11月の経常黒字15%減 円高で輸出鈍化鮮明に

2010年11月の国際収支(単位億円、▲は赤字または減少)
経常収支9,262
  (前年同月比、%)▲15.7
貿易・サービス収支1,604
 貿易収支2,597
 輸出51,459
 (前年同月比、%)9.3
 輸入48,862
 (前年同月比、%)15.7
 サービス収支▲993
 所得収支8,229
 経常移転収支▲571
資本収支▲5,187
 投資収支▲4,876
その他資本収支▲312
外貨準備増減▲2,552
誤差脱漏▲1,522

(注)外貨準備高のマイナスは資本の流出

財務省が12日発表した2010年11月の国際収支速報によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支は9262億円の黒字になった。円高を背景に輸出の伸びが鈍ったことで、経常黒字幅は前年同月比で15.7%縮小した。

輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2597億円の黒字で、前年同月比で46.6%減少した。輸出額は9.3%増の5兆1459億円。中国や欧州向けの金属加工機械や鉄鋼が好調だったが、30%前後の伸び率が続いた10年前半と比べると鈍化している。

輸入額は15.7%増の4兆8862億円。鉄鉱石や液化天然ガスが大きく伸びたほか、エコポイントの効果で中国などからの薄型テレビの輸入が3倍に急増した。

投資による稼ぎを示す所得収支は8229億円の黒字になり、13.0%増加した。世界的な低金利で外国債券の利子収入が伸び悩む一方、海外子会社の業績改善が所得収支を押し上げた。旅行や輸送などのサービス収支は993億円の赤字。海外旅行客の増加などで赤字幅が拡大した。

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