2019年3月26日(火)

11月の経常収支85.5%減 2カ月連続の貿易赤字響く

2012/1/12付
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財務省が12日発表した昨年11月の国際収支速報によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1385億円の黒字となった。前年同月比85.5%の大幅な減少で、黒字幅は9カ月連続で縮小した。タイの洪水や海外経済の減速で電子部品や自動車などの輸出が減り、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が2カ月連続で赤字となったことが響いた。

経常収支が単月で赤字になったことはあるが、経常黒字としては1985年以降で最小となる。

11月の貿易収支は5851億円の赤字となった。輸出は3.1%減の4兆9909億円で2カ月連続のマイナス。アジアや欧州連合(EU)向けが不振で、半導体・電子部品やデジタルカメラなどの動きが鈍かった。輸入は14.0%増の5兆5760億円。液化天然ガス(LNG)や原油の価格上昇が響いた。

輸送などの動向を示すサービス収支は1151億円の赤字だった。東日本大震災以降、訪日外国人数の減少に歯止めがかかっていない。企業が海外投資から受け取る利子や配当などを示す所得収支の黒字額は13.0%増の9340億円。証券投資で得た配当金の増加などで黒字幅は8カ月連続で拡大した。

輸出はなお減少が続いている。財務省が12日発表した昨年12月上中旬の貿易統計速報によると、輸出は前年同期比8.3%減の3兆5086億円。輸入の増加も続き、貿易収支は4965億円の赤字となった。

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