ドコモなど3社、割り当て確実 新規の携帯周波数
総務省は11日に開いた電波監理審議会で、「700メガヘルツ帯」と呼ばれる携帯電話の周波数について、3社に割り当てる方針を正式決定した。6月にも新規の割り当てを予定していた。これでNTTドコモ、KDDI、イー・アクセスの3社が新規割り当てを受ける公算が大きくなった。
700メガヘルツ帯は「プラチナバンド」と呼ばれる。電波が障害物を回り込んで遠くまで届きやすい性質がある。同じ性質を持つ「900メガヘルツ帯」の周波数は、2月にソフトバンクモバイルへの割り当てが決まっている。
携帯電話事業を手掛ける4社すべてがプラチナバンドの新規割り当てを希望している。2月に割り当てを受けられなかった3社が700メガヘルツ帯を分け合うのがほぼ確実な情勢だ。