2019年6月27日(木)

TPP交渉、米と大筋合意 7月参加にメド
政府、あす発表

2013/4/11付
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日米両政府は11日、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加に向けた事前協議で大筋合意した。12日に合意文書を発表する方向で調整している。最大の焦点だった米国との協議が終わり、7月からの交渉参加にメドがついた。日本政府はカナダやオーストラリアなど、まだ態度を表明していない3カ国からも速やかに支持を得られるよう協議を急ぐ。

TPPを巡る今後の流れ
4月12日日米事前協議の合意文書発表
4月中米政府が議会に日本参加を通知
4月20日~APEC貿易相会合・TPP閣僚会合
5月米など11カ国のTPP交渉会合
7月TPP交渉会合開催で調整。日本が交渉に参加?
9月TPP交渉会合
10月APEC首脳会議・TPP首脳会議
12月TPP交渉会合(予定)

交渉に参加する11カ国のうち、すでに7カ国は日本の参加を支持している。ただ、交渉を主導する米国はまだ支持を明確にしておらず、安倍晋三首相が3月15日にTPP交渉への参加を表明して以降、日米は事前協議を続けてきた。

日本の参加は米政府が議会に通知して90日後に正式に決まる。先行参加国が検討している7月の会合から参加したい日本政府は、週内の米国との合意を目指してきた。

政府筋によると、合意文書はTPP担当を兼務する甘利明経済財政・再生相が12日に記者会見で発表する。同日中に関係閣僚会議を開いて、今後の政府の対応を確認。首相も改めて参加の意義を説明する見通しだ。

日本が交渉に加わるにはすべての参加国の承認が必要になる。政府は米国のほか、残りのカナダ、オーストラリア、ニュージーランドとも早期の支持取り付けに向けた協議を進めている。

岸田文雄外相は10日(日本時間11日未明)、ロンドン市内でカナダのベアード外相と会談し「早期の交渉参加に支持をお願いしたい」と要請した。ベアード氏は「日本の参加表明を歓迎する。話があったことは関係閣僚に伝えたい」と応じた。

茂木敏充経済産業相も11日夕、来日しているカナダのファスト国際貿易相と会談し、日本の参加に理解を求める考えだ。

日米の事前協議では自動車と保険、食品添加物の安全基準など関税以外の分野が焦点になっていた。自動車では、米国が日本製の乗用車(2.5%)とトラック(25%)にかける輸入関税を当分維持することで合意。保険では日本郵政傘下のかんぽ生命保険の業務範囲が米側の関心事項だったが「自由な競争を確保する」ことで決着した。

食の安全の分野をめぐっては、大詰めの協議を続けている。米側は譲歩する姿勢を示しているが、本交渉に持ち越す可能性も高まっている。

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