自民の小泉青年局長、台湾総統と会談 震災支援に謝意
【台北=山下和成】自民党の小泉進次郎青年局長を団長とする台湾訪問団は10日、台北市内の総統府で馬英九総統と会談した。台湾は2011年の東日本大震災後に約200億円の義援金を日本に提供。小泉氏は馬総統との会談後、「突出した支援への感謝を伝えられた」と説明。「正式な外交関係はないが、日台は特別なパートナーシップにある」と強調した。
訪問団は青年局の国会議員など約100人で9日に訪台。馬総統は会談で、東京が20年夏季五輪の開催都市に選ばれたことへの祝意を表明。日台が4月に結んだ沖縄県・尖閣諸島の周辺水域での漁業協定で「40年来の漁業を巡る争いが解決した」とも述べた。
訪問団は10日、李登輝元総統の講演会に出席後、台北近郊でのプロ野球の始球式にも参加した。12日に帰国する。