2019年4月25日(木)

都城の牛、口蹄疫と確認 首相「迅速な対応を」
鹿児島県は道路の一部閉鎖検討

2010/6/10付
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農林水産省と宮崎県は10日午前、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の症状を示す牛3頭が同県都城市の農場1カ所で見つかった問題で動物衛生研究所の海外病研究施設(東京)が実施した遺伝子の検査結果はすべて陽性だったと発表した。同市内で感染の疑いがある牛を検査で確認したのは初めて。政府は口蹄疫対策本部の会合を急きょ開き、菅直人首相は現地への自衛隊派遣など迅速な対応を指示した。

首相は会合で「感染拡大を防止するには迅速な初動対応が重要だ。緊張感を持って一丸となって対応したい」と強調した。政府は自衛隊員約30人を送った。九州の各県警から国道や高速道路での車両の消毒などに300人程度の警察官を手当てする。

鹿児島県の伊藤祐一郎知事は記者団に「物流の制限をせざるを得ない」と述べ、同県と宮崎県を結ぶ道路のうち、幹線道路以外を一部封鎖する方向で検討に入ったことを明らかにした。

菅内閣が発足してから政府が対策本部を開催するのは9日に続き2回目。篠原孝農水副大臣は10日午前、宮崎県に入った。今回、新たに口蹄疫の病状を表す牛を発見した場所は、これまでの主な発生地域から約50キロメートル離れている。政府は4月20日に最初の感染が確認されて以降、家畜の埋却の遅れが急拡大につながったとみている。

宮崎県は9日、家畜防疫員が都城市内の農場で3頭を調べたところ、口内にただれが見られるなど口蹄疫特有の症状が見つかり、10日未明、感染疑いが強いと判断。この農場が飼育する牛約200頭の全頭殺処分に着手し、同日午前2時30分までに作業を終えた。

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