2019年3月23日(土)

GDP実質5.0%増に上方修正 1~3月改定値

2010/6/10付
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内閣府が10日に発表した1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除いた実質で前期比1.2%増になった。年率換算すると5.0%増で、速報値の4.9%から小幅ながら上方修正した。個人消費を上方修正したほか、公共投資の減少幅が縮小した。設備投資は下方修正になったが、前期比プラスを維持した。

内閣府の津村啓介政務官は記者会見で、景気について「回復局面に入りつつある」と述べ、これまでの「持ち直し」から認識を前進させた。個人消費が堅調だったことや設備投資がプラスを維持したことを評価した。正式な景気判断については月例経済報告で示す。

改定値は速報値の公表後に出される法人企業統計などのデータを使ってGDPを推計し直した数値。日経グループのQUICKがまとめた民間調査機関の事前予想は年率換算で4.1%増と下方修正だったが、見通しを大きく上回った。生活実感に近い名目GDPは前期比1.3%増(速報値1.2%増)、年率換算で5.4%増(同4.9%増)だった。

項目別にみると、設備投資は実質で0.6%増と速報値(1.0%増)から下方修正した。ただ前期比でプラスを維持しており、企業の投資意欲が引き続き回復しつつあることを裏付けた。

個人消費は0.4%増と速報値(0.3%増)から上向いた。自動車や宿泊サービスを上方修正した。公共投資は0.5%減(1.7%減)とマイナス幅が縮んだ。

改定値を踏まえた2009年度の実質経済成長率は前年度比2.0%減と速報値から0.1ポイント下方修正した。2年連続のマイナスで、過去2番目の落ち込みだった。10年度の成長率に対する1~3月期GDPの押し上げ効果(成長率のゲタ)は1.5ポイントになった。

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