みんなの党代表選、浅尾氏が立候補表明 松沢氏は断念
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みんなの党の浅尾慶一郎幹事長は9日夜、国会内で記者会見し、8億円借り入れ問題で代表を辞任した渡辺喜美氏の後任を決める11日の党代表選に立候補する意向を正式表明した。出馬を模索していた松沢成文参院議員は9日夜、代表選に立候補しない考えを示した。これにより、浅尾氏が新代表に選出される方向となった。
浅尾氏は記者会見で「市場重視の経済政策や行政改革などを推進するために責任を果たす」と指摘。「信頼回復がなければ政策の実現はできない」と党の立て直しに取り組むと強調した。
渡辺氏が唱えた党の存続を前提に政権獲得を目指す「政党ブロック(連合)構想」を継承する一方、「政策を丸のみしてもらえる党があれば一緒になることも排除しない」とも語った。
浅尾氏は衆院神奈川4区選出で当選2回(参院2回)。公認問題をめぐって民主党を除名され、2009年8月に渡辺氏らによるみんなの党の結成に参加した。