2019年3月19日(火)

民主苦戦 50議席前後、与党過半数届かず 参院選情勢
自民堅調、みんな勢い 連立へ協議必至

2010/7/8付
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日本経済新聞社は7月11日に投開票される第22回参院選を前に全国世論調査を実施し、最終盤の情勢を探った。民主党は菅直人首相(党代表)が勝敗ラインに設定した改選54議席の確保は厳しく、50議席前後と振るわない情勢だ。国民新党と合わせた与党で過半数を維持するのは困難で、安定した政権運営には新たな連立協議が避けられない。自民党は改選定数1の選挙区を中心に堅調で、40議席台後半が見込まれる。みんなの党は10議席をうかがう勢いがある。

改選されるのは選挙区73、比例代表48の計121議席。選挙区で2割強、比例代表で2割弱が態度を明らかにしていないため、情勢は変わる可能性がある。

参院の過半数は122議席で、非改選の66議席と合わせて与党で過半数を確保するには56議席が必要となる。国民新は議席獲得が困難なため、与党で過半数に届かない見通しが強まっている。

与党は衆院の再可決に必要な3分の2の勢力を持っておらず、参院で過半数を割り込めば法案成立などの国会運営に重大な支障が生じる。このため民主は公明党や、みんななどとの連立協議や部分連合(パーシャル連合)などの折衝や他党からの引き抜きなどを迫られる。

民主は改選定数2以上の選挙区のほとんどで2人の候補を立てたものの、12ある2人区は自民と1議席ずつ分け合う見通しで、効果は表れていない。比例代表は過去最高の20議席を獲得した2007年の前回選挙から微減する見通しだ。

自民は29ある1人区で堅調だ。かつて金城湯池とした北陸、中国、四国、九州で復調が目立つ。ただ比例代表は01年の20議席からの下落傾向には歯止めがかかっておらず、07年選挙の14議席を下回りそうだ。

みんなは改選ゼロから比例代表だけで7議席前後に届きそうで、選挙区でも数議席獲得する可能性がある。公明と社民党は改選議席を下回りそうで、共産党は改選4議席の維持が微妙だ。

改選5議席の新党改革は議席確保が困難な情勢。たちあがれ日本は比例代表で議席を獲得する可能性がある。

調査は日経リサーチが6~8日の3日間、乱数番号(RDD)方式で電話で実施した。全国の有権者4万9993人を対象に3万1791人から有効回答を得た。

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