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経常黒字、1~6月で最少 貿易赤字が影響

財務省が8日発表した2012年1~6月の国際収支速報によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支は3兆366億円の黒字となった。黒字額は前年同期比で45%減り、上半期としては比較可能な1985年以来で最も少ない。燃料輸入の増加で貿易赤字が半期で最大になったことが影響した。

貿易収支は2兆4957億円の赤字で、赤字幅は前年同期(4957億円)を上回った。原子力発電所の相次ぐ停止に伴い、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)、原油など燃料の輸入が増えた。燃料価格の上昇も響いた。輸出は、東日本大震災でサプライチェーン(供給網)が寸断した昨年からは回復しているが、欧州債務危機の影響で欧州向け輸出が依然低調だった。

企業が海外投資から受け取る利子や配当などを示す所得収支の黒字は、金利低下の影響で1.8%減の7兆1467億円。歴史的な円高を背景に拡大する海外企業のM&A(合併・買収)が、国内への利益還流をもたらす構図は続いている。旅行や運送などのサービス収支は9271億円の赤字で、赤字幅は前年同期から拡大した。

同時に発表した6月の国際収支速報は、経常収支が前年同月比19.6%減の4333億円の黒字だった。IT(情報技術)関連の部品輸出が減少したことで、貿易収支の黒字幅が縮小したことが影響した。

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