2019年1月19日(土)

維新、橋下系37人・石原系は23人 野党再編に一歩

2014/6/6 0:33
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日本維新の会の分党後の勢力が5日、確定した。党所属議員62人のうち37人が橋下徹共同代表、23人が石原慎太郎共同代表と行動をともにすると党執行部に届け出た。残る2人は無所属。橋下、石原両氏の新党はそれぞれ夏までに体制が整う見通しだ。橋下氏は民主党勢力を巻き込んで野党再編をめざす考えを表明。安倍政権との連携を視野に入れる石原氏との違いが鮮明になっている。

日本維新の会の「分党」について、記者会見する橋下徹共同代表(左)と松井一郎幹事長(5日、大阪市)=共同

日本維新の会の「分党」について、記者会見する橋下徹共同代表(左)と松井一郎幹事長(5日、大阪市)=共同

「自民党に対抗する勢力をつくる必要がある」。橋下氏は5日、大阪市内で開いた記者会見で、エネルギー政策や統治機構改革の実現を安倍政権に迫ると強調。民主党の前原誠司元代表らを念頭に「民主党の一部とタッグを組めれば、国民に選択される野党になれる」と述べた。

現在の維新をいったん解散して「分党」し、新党を結成するまでには、政党支部の解散手続きなどで1カ月半ほど時間がかかる。速やかに国会議員団の体制を整え、夏までに結いの党と合流する段取りを描く。松野頼久国会議員団幹事長は記者会見で、今国会会期末の6月22日までに選挙によって議員団代表を選出する方針を明らかにした。

橋下氏は記者会見で「僕の思いを国会議員がくんでくれて37人も集まったのはびっくりしている」と謙遜してみせたが、グループへの参加者が40人を下回ったことは誤算だった。地域政党「大阪維新の会」の結成当初から行動をともにしてきた議員や、橋下氏が創設した政治塾出身者ら4~5人が石原氏側に回ったからだ。

今回の分裂劇からは、共同代表制という組織形態の欠陥も浮き彫りになった。意思決定の責任者や方法があいまいになり、党運営が迷走することも多かった。結いの党との合流方針を巡っても「執行部の独断専行だ」といった声があがっていた。橋下氏のグループは司令塔機能が東京と大阪で分離する構造的な問題をどう克服するかが課題となる。

新党結成に向けた準備では石原氏側のグループが一歩先行した。5日に開いた「新党準備会」の会合では、7月末までに党名や綱領を決定し、結党大会に臨む方針を確認。規約や広報体制を協議する複数の委員会を設け、グループに加わる23人をそれぞれに割り振る。

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