2019年2月21日(木)

「新党きづな」旗揚げ 野田政権に対決姿勢
民主離党の9人、消費増税・TPPに反対

2012/1/4付
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民主党に離党届を提出した内山晃氏ら9人は4日、「新党きづな」の設立を総務相に届け出た。代表を務める内山氏は記者会見で「野党として民主党に是々非々で対応したい」と述べ、野田政権との対決姿勢を示した。消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に反対する方針を表明した。

「新党きづな」が旗揚げ。記者会見で野田政権との対決姿勢を示した(4日)

「新党きづな」が旗揚げ。記者会見で野田政権との対決姿勢を示した(4日)

新党の設立は昨年12月30日付。衆院では共産党と並んで民主党、自民党、公明党に次ぐ勢力となる。幹事長に渡辺浩一郎氏、政調会長に斎藤恭紀氏、国会対策委員長に豊田潤多郎氏をそれぞれ充てる。所属する国会議員が5人以上のため、政党助成法の政党要件を満たし、政党交付金を受け取ることができる。

内山氏は会見で、党名の理由について「2009年の民主党衆院選マニフェスト(政権公約)を訴えて一票を投じてもらった。国民との約束を守ることは、国民との絆を守ることに通じる」と説明。「きずな」でなく「きづな」にしたのは「絆の語源には綱が関係しているため」という。

八ツ場ダム建設を再開する政府方針に反対するとともに、「脱原発」を基本方針に掲げる考えも明らかにした。

民主党から新たな離党者が出た場合、内山氏は「来る者は拒まずだ」と語り、受け入れに前向きな姿勢を示した。民主、自民両党と距離を置く勢力を結集した第三極の受け皿づくりを目指す。

新党は野党として活動するが、路線を巡ってはメンバーで微妙な温度差も抱える。小沢一郎元代表との連携について、斎藤氏は会見で「私たちは決して元代表のパペット(操り人形)ではない」と強調したが、党内には「小沢元代表との連携姿勢を明確にすべきだ」との不満も漏れる。与党の国民新党との関係でも、協力に前向きな意見と消極的な見解が交錯する。

所属議員9人のうち衆院比例代表選出議員が7人。業界団体など強い支持基盤を持っているとは言えず、次期衆院選では苦戦を強いられるとの見方も多い。橋下徹大阪市長が率いる地域政党「大阪維新の会」などとの連携も模索するが、どこまで存在感を示せるかは見通せない。

新党きづなに参加する衆院議員9人は次の通り。(敬称略、〈〉内数字は当選回数)

内山晃(〈3〉千葉7区)、豊田潤多郎(〈2〉比例近畿)、渡辺浩一郎(〈2〉比例東京)、石田三示(〈1〉比例南関東)、小林正枝(〈1〉比例東海)、斎藤恭紀(〈1〉宮城2区)、中後淳(〈1〉比例南関東)、三輪信昭(〈1〉比例東海)、渡辺義彦(〈1〉比例近畿)

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