小沢氏「連立話は急ぎ過ぎ」 首相の消費税提案手続き批判
民主党の小沢一郎前幹事長は3日夜のNHK番組で、党代表選で勝利した場合の政権運営について「連立うんぬんという話はちょっと急ぎ過ぎではないか。その前にざっくばらんに各党と話し合うことが必要だ」と述べた。2日の日本記者クラブ主催討論会では、与党が過半数割れした参院での多数派形成に関し「当選した場合にはすかっと皆様に申し上げる」と語り、連立組み替えの可能性をにおわせていた。
小沢氏は同番組で7月の参院選で菅直人首相が消費税率引き上げに向けた議論を唐突に提案したことに触れ「どういうプロセスであんなことを言ったのか。党内のどこで、どういう議論をしたのか。僕だけでなく全員が分からなかったのではないか」と、首相の政治手法は不透明と批判した。 小沢氏は首相と鳩山由紀夫前首相との会談で衆院選マニフェスト(政権公約)実行が保証されたと考えたが「一晩明けたら首相のトーンが全然違っていた。じゃあ、しょうがない」として出馬したという。