2019年3月26日(火)

法人企業、約3年ぶり増収増益 1~3月
設備投資は12四半期連続で減少

2010/6/3付
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財務省が3日発表した1~3月期の法人企業統計によると、企業の売上高は前年同期比10.6%増の344兆円となり、9四半期ぶりのプラスとなった。経常利益も2.6倍となり、日本企業は11期ぶりに増収増益を確保した。ただ設備投資は11.5%減と12期連続で前年同期の水準を下回っており、企業の投資意欲は依然として限定的だ。

売上高は製造業、非製造業とも増えた。製造業は前年同期比19.1%増。内外の景気刺激策や中国向け輸出増で自動車などの輸送用機械が伸びたほか、半導体も好調だった。非製造業は7.5%増。エネルギー価格の上昇で商社の売上高が増えた。

経常利益は前年同期比163.8%増の11兆2565億円と2期連続プラス。売上高の伸びに比べ、経常利益の拡大が大きいのは、企業のコスト削減が奏功したためだ。製造業は前年同期の赤字から黒字に転じた。自動車が増収効果で稼ぎが増えたほか、化学も好調だった。非製造業は2期連続のプラス。運輸業や小売業が伸び、5.2%の増益になった。

一方、設備投資は前年同期比で12期連続マイナスの11兆1429億円になった。製造業が31.2%減と大幅減少が続いた。売り上げこそ好調だが先行き不透明感から自動車など輸送用機械などが投資を手控えた。非製造業は0.4%増とほぼ横ばい。建設業などは伸びたが、広告などのサービス業が落ち込んだ。

財務省は今回の結果について「業況の改善が続く一方、設備投資は低水準で推移しており、法人企業は依然として厳しさが残っている」との判断を示した。国内総生産(GDP)の改定値に影響する設備投資の季節調整値は前期比2.6%減と2期ぶりにマイナスに転じている。

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