相次ぐ靖国参拝、米が不快感 「近隣国と対話を」

2014/1/4付
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【ワシントン=吉野直也】米国務省のハーフ副報道官は2日の記者会見で、安倍晋三首相に続き新藤義孝総務相が靖国神社を参拝したことについて「日本には近隣諸国と対話を通じた解決を促している」と述べ、不快感をにじませた。同時に「米国は(靖国問題が)どの方向にいくかに焦点を絞っている」と語り、日本側の対応を注視する考えを強調した。

新藤氏の参拝に何らかの声明を出すかに関しては「(首相とは)別の立場の人物だ」と否定的な見解を明らかにする一方で「近隣諸国との緊張を高める行動は誰にも取ってほしくない」と指摘した。首相参拝に「失望」を表明した米国務省だが、日米関係の悪化は中国や北朝鮮につけいる隙を与えかねないことから表立った批判は控える見込みだ。

日本側では靖国問題を巡る米国との摩擦回避の動きも本格的に始まる。超党派の日米国会議員連盟(会長・中曽根弘文元外相)は8~11日の日程でワシントンを訪れる。首相の参拝後に日本の政治家が米議員らと会うのは初めて。米側がどんな対応をみせるかに注目が集まる。

訪米には自民党から中曽根氏のほか、塩崎恭久、小坂憲次両氏、民主党からは長島昭久氏が参加する予定。米民主党のカストロ、ハナブサ、米共和党のニューネスの各下院議員との会合に加え、アーミテージ元国務副長官ら知日派の有識者にも会う。シャーマン米国務次官(政治担当)との懇談も検討中だ。

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