外国人党員・サポーター 代表選投票権を廃止へ 民主
民主党の党規約・代表選挙規則検討委員会(委員長・細川律夫前厚生労働相)は2日の会合で、外国人の党員・サポーターの党代表選挙投票権を廃止する方針を決めた。任期途中に代表が辞任した場合でも、地方組織の代表者に投票権を与える方針も確認した。来年1月の党大会で正式に決める。
民主党の現在の規約では外国人でも投票できるが、事実上、首相を選ぶ選挙に外国人が参加することに慎重な声が出ていた。そもそも外国人を党員やサポーターとして認めるか、などは今後詰める。
任期途中で代表が辞任した場合、短期間で代表選を実施するために「両院議員総会で代表を選出できる」としているが、国会議員だけで代表を選ぶ方式には地方議員の不満が強い。そのため、地方組織の代表者も投票できるように規約を改める。任期満了に伴う代表選では、党員・サポーター票の比重を高めることも決めた。
同委員会は既に現在2年の党代表の任期に関して、基本的に3年に延ばす方針を決めている。来年9月の代表選から適用する方向だ。2日の会合では、任期途中で代表が辞任した場合、次期代表の任期を就任から3度目の9月末を迎えるまでとする方針だ。