福島2号機のキセノン検出「首相への一報遅れる」
経産相、保安院長を注意

2011/11/2付
保存
共有
印刷
その他

藤村修官房長官は2日の記者会見で、東京電力福島第1原発2号機で一時臨界が起きた可能性がある問題で、経済産業省原子力安全・保安院が1日深夜に東電から連絡を受けながら2日午前7時すぎまで野田佳彦首相への連絡を怠ったことを明らかにした。枝野幸男経産相は報告の遅れを問題視し、原子力安全・保安院の深野弘行院長を注意した。

藤村長官によると、東電から報告を受けた保安院は核分裂で生じる放射性キセノンの検出値が低く、原子炉の温度や圧力に異常はないことから「ただちに危険が生じる事態ではない」と判断。翌朝まで伝えなかった。

首相秘書官への連絡は午前7時すぎで、それが官邸への第一報だった。核分裂を防ぐため東電がホウ酸水の注入を開始してから4時間以上がたっていた。経産相と藤村長官はそれよりも後で、藤村長官は午前9時すぎだった。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]