日本政府「歩み寄り難しい」 「慰安婦」問題巡り

2014/3/2付
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安倍政権は今のところ「従軍慰安婦問題で譲るつもりはない」としており、韓国との関係修復に向けた隔たりは大きい。日本政府は近く河野談話の作成経緯の検証に着手する構えで、関係打開に向けた糸口は見えない。

朴槿恵大統領は歴史認識と慰安婦問題を重視してきた
2013年
3月
「加害者と被害者の立場は千年たっても変わらない」(抗日運動記念式典で)
5月「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」(オバマ米大統領との会談で)
8月「(歴史問題などで日本に)責任と誠意ある措置を期待」(光復節式典で)
9月「日本は(元慰安婦に)謝罪どころか侮辱」(訪韓した米国防長官との会談で)
12月「過去の傷をえぐる」(安倍首相の靖国参拝について大統領府会議で)
14年
1月
「(首脳会談を)やらないと言ったことは無い」(新年の記者会見で)

日本政府関係者は1日、朴槿恵大統領の演説について「批判の全体のトーンは下がったが慰安婦重視が明確だ。早期の歩み寄りは難しい」と語った。外務省幹部も「法的責任の部分は一切譲歩できない。韓国政府は野田政権時の打診を断っており、今さら過去の提案に期待されても対応は難しい」としている。

米国は4月下旬のオバマ大統領の日韓訪問までの関係改善を求めている。日本政府は24、25両日にオランダ・ハーグで開く核安全保障サミットでの首脳会談などを働きかけるが、条件を付けずに会談実現につなげる姿勢を堅持している。

外務省内には「外交当局間の対話を繰り返し、まずは外相会談にこぎ着けるのが現実的」との見方も出ている。

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