消費支出8月1.7%増 エコカー駆け込み・猛暑で

2010/10/1付
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総務省が1日発表した8月の家計調査速報によると、2人以上世帯の個人消費支出は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.7%増となった。前年を上回るのは3カ月連続で、エコカー補助金の終了を控えて自動車の購入が大幅に増えた。猛暑効果でエアコンや飲料なども伸びており、総務省は「個人消費は緩やかながら引き続き回復している」との見方を示した。

1世帯当たりの消費支出は29万3361円。実感に近い名目消費支出は前年同月に比べて0.8%増加した。

項目別に実質消費を最も押し上げたのは交通・通信の8.6%増。自動車が65.9%増と大幅な伸びを示し、消費支出全体を押し上げた。エコカー補助金の打ち切りが決まり、予算枠の消化を前にした駆け込み需要が大きく膨らんだ。

7月に続いて猛暑効果もみられた。飲料が14.2%増えたほか、アイスクリーム・シャーベットも21.5%増加した。ただ、穀類や魚介類・肉類などは軒並み前年を下回っており、総務省は「暑さで食欲が減退した影響が出ている可能性もある」とみている。

家計の所得環境も持ち直している。勤労者世帯の実収入は実質1.8%増となり、2カ月ぶりにプラスに転じた。世帯主の定期収入が名目で0.4%増加し、1年8カ月ぶりに前年を上回った。

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