失業率5.1%に改善 8月、雇用環境はなお厳しく
有効求人倍率、0.54倍に上昇

2010/10/1付
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 総務省が1日発表した8月の完全失業率季節調整値)は5.1%と前月に比べ0.1ポイント下がった。改善は2カ月連続。勤め先の都合による離職などが減り、完全失業者数が減った。厚生労働省が同日まとめた有効求人倍率(同)は前月から0.01ポイント上昇し0.54倍。ただ、就業者数が減少に転じたほか、円高による影響や海外経済の先行きも不透明で、雇用環境の厳しさは続く見通しだ。

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 完全失業率は15歳以上の働く意欲のある人のうち、職に就いていない人の割合。8月の完全失業者は337万人と前年同月に比べ24万人減った。

 男女別の失業率は男性が5.4%と0.1ポイント低下、女性も4.6%と0.1ポイント下がった。年齢別では15~24歳の失業率が0.8ポイント改善したものの、8.3%となお高水準。25~34歳も6.3%で、若い世代ほど仕事に就きにくい状況にある。

 就業者数は18万人減の6278万人で2カ月ぶりに減少に転じた。業種別にみると、医療・福祉は654万人と23万人増える一方、建設業が30万人減の496万人、職業紹介や労働者派遣業を含むその他のサービス業も22万人減の453万人となった。

 仕事を求めている人に1人当たりで何件の求人があるかを示す有効求人倍率は4カ月連続で上昇した。8月は求職者数が前月比0.3%増える一方で、求人数も1.7%増えた。新規求人倍率は0.88倍と0.01ポイント上昇。建設、製造、運輸などすべての主要産業で新規求人数が前年同月比でプラスに転じた。

 ただ、厚労省は若い世代の失業率が高いことなどを理由に基調判断を「雇用情勢は持ち直しの動きが見られるが依然として厳しい」と8カ月続けて据え置いた。

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