2019年3月23日(土)

雇用回復なお緩やか 1月の失業率、4.9%で横ばい
求人倍率は0.03ポイント上昇

2011/3/1付
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総務省が1日発表した1月の完全失業率季節調整値)は4.9%となり、前月と同じ水準となった。失業者が前月比2万人減と小幅な改善にとどまった。厚生労働省が同日まとめた1月の有効求人倍率(同)は前月から0.03ポイント上昇し0.61倍になった。景気が足踏み状態から脱しつつある中で雇用情勢も持ち直しが進んでいるが、回復の動きは緩やかなものにとどまっている。

完全失業率は15歳以上で働く意欲がある人のうち職に就いていない人の割合。年齢別にみると、15~24歳の若年失業率が前月に比べ0.6ポイント低下の8.3%、25~34歳も0.1ポイント低下の6.4%だった。若年者向け雇用対策が奏功しているとみられる。一方で65歳以上の失業率は0.5ポイント上昇し3.0%になるなど中高年の雇用情勢は悪化した。

季節調整値でみて、男女別の失業率では女性が0.1ポイント低下の4.2%、男性は0.1ポイント低下の5.3%だった。完全失業者数は前月に比べ0.6%減の322万人だった。就業者数は前月に比べ17万人増え6269万人となった。

ハローワークで仕事を求める人1人当たりに平均何件の求人があるかを示す有効求人倍率は9カ月連続で上昇した。労働市場の先行きを占う新規求人倍率(季節調整値)は前月から0.03ポイント改善し1.02倍となった。厚労省は雇用情勢について「持ち直しの動きが広がりつつあるが依然として厳しい」との判断を据え置いた。

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