2019年9月22日(日)

東芝の営業益54%増、フラッシュメモリー好調 4~9月

2013/10/30付
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東芝(6502)が30日発表した2013年4~9月期の連結決算米国会計基準)は営業利益が前年同期比54%増の1055億円だった。スマートフォン(スマホ)の普及を追い風に、フラッシュメモリーが好調だった。円安も業績を押し上げた。

売上高は13%増の3兆392億円だった。スマホのデータ記録に使われるフラッシュメモリーが伸びた。フラッシュメモリーを含む「電子デバイス」部門の4~9月期の営業利益は前年同期比4倍の1137億円と過去最高を達成した。半導体製造装置のニューフレアテクノロジーを連結子会社化した効果も出た。

一方、液晶テレビとパソコンの販売不振は続いた。両製品を主力とするデジタルプロダクツ部門の営業損益は192億円の赤字で、前年同期(34億円の赤字)から赤字幅が拡大した。液晶テレビは国内で回復の兆しが出ているが、北米を中心に販売減少が続いた。

久保誠副社長はテレビ事業について「10~12月期にはなんとか黒字化したいが、通期で上期の赤字を補うことは難しい」と述べた。パソコンの需要も減少。東芝は7月末、製品モデル数の絞り込みなどで固定費を削減し、14年3月期下期にデジタルプロダクツ部門の黒字化を目指す方針を発表している。

同時に、2014年3月通期の連結営業利益が前期比50%増の2900億円になりそうだと発表した。フラッシュメモリーの好調を受けて、2600億円を見込んでいた従来予想から増益幅が拡大する。4~9月期時点で通期予想に対する進捗率は36%となる。売上高も9%増の6兆3000億円と、従来予想の6兆1000億円から引き上げた。

通期の連結純利益は29%増の1000億円との従来予想を据え置いた。4~9月期に構造改革費用などで537億円の営業外損失を計上。4~9月期の純利益は14%減の215億円となった。傘下の東芝医療情報システムズにおける不適切な会計処理があったことを公表し、連結ベースで94億円程度を営業外損失として計上したことも響く。中間配当は1株あたり4円を実施し、期末配当については引き続き未定とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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