2019年3月23日(土)

7月の鉱工業生産3.2%上昇 上昇幅2年1カ月ぶりの大きさ

2013/8/30付
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経済産業省が30日発表した7月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は97.7で、前月に比べ3.2%上昇した。プラスは2カ月ぶりで、上昇幅は東日本大震災後に生産活動が持ち直した2011年6月(4.2%)以来の大きさだった。火力発電向け蒸気タービンに加え、化学プラント用タンクや通信向けデジタル伝送装置など設備投資が対象の生産が増加したことが寄与した。

QUICKが29日時点で集計した民間の予測中央値(3.7%上昇)は下回ったが、経産省は「設備投資に使われる資本財が伸びてきている」と指摘。生産の基調判断を「緩やかな持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

業種別にみると、15業種のうち12業種が上昇した。火力発電用部品を含む「はん用・生産用・業務用機械工業」は5.5%上昇。化学プラント用タンク、ショベル系掘削機械も伸びた。電子部品・デバイス工業はタブレット(多機能携帯端末)向け液晶が好調で7.8%上昇。輸送機械工業は軽乗用車の国内販売や普通乗用車の輸出が増え、1.9%上昇した。

出荷指数は1.3%上昇の94.9。生産と同じく、化学プラント用タンクやタブレット向け部品を中心に伸びた。在庫指数は普通乗用車やショベル系掘削機械の輸出の船便待ちが増えたことなどで、1.5%上昇し108.6。在庫率指数は0.5%低下の110.5だった。

併せて発表した製造工業生産予測調査によると、先行きは8月が0.2%上昇する見込み。法人向けパソコンで米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の更新需要が集中し、情報通信機械工業が伸びるもよう。9月は1.7%上昇を見込んでいる。その結果、7~9月期の鉱工業生産指数は前期に比べ2.4%上昇する見通し。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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