2019年3月20日(水)

4月鉱工業生産指数、2.5%低下 基調判断を下方修正

2014/5/30付
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経済産業省が30日発表した4月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比2.5%低下の99.6だった。2013年11月以来の低水準で、マイナスは2カ月ぶり。消費増税前の駆け込み需要で生産が増えていた自動車や白物家電などに反動減の動きがみられた。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.0%低下だった。経産省は基調判断を「横ばい傾向」に下方修正した。下方修正は12年9月以来。経産省は「駆け込みの特需がなくなり、生産のペースが落ちている」とみている。

4月の鉱工業生産指数は2カ月ぶりに低下した

業種別でみると15業種のうち12業種が低下した。輸送用機械工業が3.5%低下。太陽光パネル関連の部材に反動減が出た電子部品・デバイス工業が5.2%低下した。

駆け込み需要の一服で出荷指数は5.0%低下の98.0。消費増税に向け作り込んだ製品在庫の解消も進み、在庫指数は0.5%低下の105.2、在庫率指数は1.8%低下の103.5だった。

前回の消費税引き上げ時の97年4月(2.6%低下)と生産の低下幅はほぼ同じだった一方、過剰在庫を抱える状況には至っておらず、経産省は「在庫が生産の重荷になることはなさそう」とみている。97年4月は在庫が2.9%に上昇していた。

同時に発表した製造工業生産予測調査によると、電子部品など出荷が遅れていた製品の生産で5月は一時的に1.7%上昇する見込みである一方、6月は2.0%低下する見込み。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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