展望こう読む 追加緩和の可能性低い・野口氏

2010/4/30 16:19
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野口麻衣子・大和総研エコノミスト 日銀が30日、「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表した。最大の注目点であった2011年度の消費者物価指数(CPI)の見通しは前年度比でプラス0.1%と、1月の中間評価時点のマイナス0.2%から上方修正した。展望リポートが発表される前から日銀が追加の金融緩和に動く可能性は低いとみていたが、CPIの見通しをプラス圏に引き上げたことで、追加緩和の可能性は一段と低くなったとみている。

ただ、物価が上昇していく状況にはほど遠いことに変わりはない。日銀が利上げに動く時期は12年に入ってからになるだろう。展望リポートのなかの上振れ・下振れ要因の部分で新興国に言及する部分が増えたことが注目される。以前は先進国のバランスシート調整などが注視されていたが、日本経済の回復にとって新興国経済の重要度が増していると言えそうだ。〔NQN〕

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