展望こう読む 明確なプラス予想・寺田氏

2010/4/30 16:26
保存
共有
印刷
その他

寺田寿明・東短リサーチ研究員 日銀がきょう開いた金融政策決定会合でとりまとめた「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」は、2011年度の消費者物価指数(CPI)を前年度比プラス0.1%に上方修正した。市場では1月の中間評価時点のマイナス0.2%から0%程度に引き上げるとみていたので、予想の中でも上の水準となり、明確なプラス予想となった。

しかし東京金融取引所の円金利先物相場ではそれほど反応していない。市場では政府の圧力が根底にあるとの見方が根強い。緩和的な政策は変わらず、むしろ日銀が追加的な緩和措置に向かうのではないかと市場はみているようだ。

「成長基盤強化の観点から民間金融機関による取り組みを資金供給面から支援する方法について検討を行い、改めて報告するよう、執行部に指示した」点については、新しいスキームでの供給を打ち出すのではないかとみている。金利の一段の低下や、国債の買い切り額の増加といった方向ではなさそうだ。今後、実体経済の回復が想定を上回ったときにどのように織り込んでいくのか注目している。〔NQN〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]