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6月の鉱工業生産、3カ月連続マイナス 基調判断を下方修正

経済産業省が30日発表した6月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は、前月比0.1%低下の92.1だった。マイナスは3カ月連続。世界景気の減速傾向などを背景に海外向け普通乗用車や国内向け自動車部品の生産が落ち込み、輸送機械工業が4.3%減ったことが影響した。電子部品・デバイス工業が5.6%増えたが、マイナス分を補いきれなかった。

経産省は「東日本大震災後の昨年6月(92.8)を下回っており、海外向けの生産が伸び悩んでいる」と指摘。基調判断を「持ち直しの動きで推移している」から「横ばい傾向にある」に下方修正した。下方修正は昨年9月以来。QUICKが27日時点で集計した民間の予測中央値は1.6%上昇だった。

業種別では16業種のうち10業種がマイナスだった。電気機械工業は輸出向けの太陽電池モジュールが落ち込み、3.6%減少。鉄鋼業は海外向けのパイプライン用鋼材や自動車用鋼帯が減り、3.3%減だった。

出荷指数は1.5%低下の93.7で2カ月連続のマイナス。乗用車や鋼材に加えて、一般機械工業で半導体製造装置の海外向け出荷が減った。在庫指数は1.4%低下の107.3、在庫率指数は4.0%上昇の123.4だった。

製造工業生産予測調査では、7月が4.5%上昇。電子部品・デバイス工業での年末商戦に向けた作り込みや、情報通信工業での新製品の投入効果を見込む。一方で8月は0.6%低下。電気料金の引き上げに伴い非鉄金属工業で操業を控える動きがみられそうだ。

併せて発表した4~6月期の鉱工業生産指数は前期比2.2%低下の93.2で、4四半期ぶりのマイナスだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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