円、介入後の高値更新 一時83円65銭近辺
29日午後の東京外国為替市場で円相場は1ドル=83円台後半で上げ幅を拡大した。一時83円65銭前後と28日の海外市場で付けた高値(83円68銭)を上回り、政府・日銀が円売り介入を実施した15日以来、2週間ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)による追加の金融緩和観測を手掛かりに、引き続きドルが主要通貨に対して売られ、対円でもドル売りが強まった。9月の決算期末を前に国内輸出企業の駆け込み的な円買いが膨らむとの思惑も円買いにつながった。
14時時点では、前日の17時時点と比べ50銭の円高・ドル安の83円70~73銭近辺で推移していた。〔日経QUICKニュース〕