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1月の鉱工業生産、2カ月連続増産 経産省「一部に持ち直し」

経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は89.7と前月から1.0%上昇した。プラスは2カ月連続。海外景気の改善を背景として輸出が下げ止まり、自動車を中心に増産の動きが広がった。QUICKが27日時点でまとめた市場予測の中央値(1.5%上昇)は下回った。

経産省は生産の基調判断を「下げ止まり」と評価。そのうえで「一部に持ち直しの動きがみられる」として2カ月連続で上方修正した。2カ月続けて判断を引き上げるのは1995年11月から12月以来、約17年ぶり。

業種別にみると、全16業種中9業種で上昇。増産をけん引したのは6.8%増えた輸送機械工業だ。国内や欧州、アジア向けの普通自動車の生産が伸びたほか、自動車部品も増えた。鉄鋼業は6.6%増と国内の建材やインド、マレーシア向けに増産された。経産省は「主要業種を中心に低下基調を脱している」とみている。

一方で、一般機械工業は4.1%減少と半導体製造装置などで前月に大型案件が重なった反動が出た。電子部品・デバイス工業は0.1%減。中国などアジア向けのスマートフォン(スマホ)関連の生産は一部品目で大きく伸びたものの、ばらつきが目立ち、業種としては減産となった。

出荷指数は90.4と0.1%上昇。輸送機械工業で欧米や国内向けの小型自動車の出荷が増えたほか、医薬品を除く化学工業では春夏向け製品の出荷が伸びた。国内住宅やメガソーラーに利用する太陽電池関連部品の需要の伸びを受けて、在庫指数は104.6と0.5%低下。在庫率指数は3.7%低下の121.8だった。

主な業種の生産計画をまとめた製造工業予測調査では2月が5.3%上昇。調査対象の全業種で増産計画となるなど、企業の間には強気の予測が広がっている。3月は0.3%上昇と4カ月連続の増産を見込む。輸送機械工業では低下を予測する一方で、一般機械工業や化学工業が下支えする見通しだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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