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対外純資産、円安で最高に 12年末296兆3150億円

財務省が28日発表した2012年末の対外資産・負債残高によると、日本の対外純資産は11年末比11.6%増の296兆3150億円となり、2009年に記録した過去最高を更新した。増加は2年連続で、世界最大の債権国の座を1991年以降、22年連続で維持した。年末にかけての円安進行で対外資産の円換算での評価額が増えたほか、債券を中心に証券取得が増えた。

対外純資産は日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産から負債を差し引いて算出する。麻生太郎副総理・財務・金融相が28日の閣議で報告した。対外資産残高は13.8%増の661兆9020億円で、増加は4年連続。12年末の為替相場は1ドル=86円32銭と、11年末と比べ1割余り円安が進んだ。これに伴い、対外資産の前年末比増加分80兆3930億円のうち6割超は、年末にかけての円安による評価額押し上げ効果だった。残りの4割弱は対外証券の買い越し増など取引フロー増加が寄与した。12年は対ドルで70円台後半で推移した期間が長く、国内投資家の外債投資や企業による対外直接投資が増えた。

対外負債残高は15.7%増の365兆5880億円と、3年連続で増えた。海外投資家が日本の国債や株式への投資を増やしたうえ、円安による外貨建て負債の評価額増などが影響した。

12年末の対外純資産は中国が150兆2875億円で、07年末以降は世界2位が続いている。3位はドイツの121兆8960億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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