2019年3月26日(火)

13年貿易赤字、過去最大の11兆4745億円
燃料や中国からの輸入増

2014/1/27付
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財務省が27日発表した2013年の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は11兆4745億円の赤字だった。赤字額は12年(6兆9410億円)を上回り、比較可能な79年以降で最大。79年以降では初めて3年連続の赤字となった。

円安や原子力発電所の停止を背景に燃料の原粗油や液化天然ガス(LNG)の輸入額が高水準だったうえ、中国からの輸入が増えたことが影響した。対中国の貿易赤字は5兆215億円と過去最大だった。

13年の輸入額は前年比15.0%増の81兆2622億円。4年連続で増加し、過去最大となった。うちLNGは17.5%増、原粗油は16.3%増。LNGは統計の残る82年以降で輸入額・数量とも最大だった。中国からは光電池など半導体等電子部品のほか、スマートフォンなど通信機や衣類の輸入も増えた。中国からの輸入額は17.4%増の17兆6502億円と過去最大となった。

輸出額は前年比9.5%増の69兆7877億円で3年ぶりに増えた。ただ円安による押し上げ効果が大きく、輸出数量指数は1.5%減だった。輸出額は米国向けなどの自動車が12.9%、中国向けのペットボトル原料などの有機化合物が38.8%それぞれ増えた。

為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=96円91銭で、前年比21.8%の円安だった。

地域別にみると、アジアからの輸入額が14.9%増の35兆9656億円と過去最大で、貿易黒字は46.2%減の1兆9103億円と3年連続で減った。対欧州連合(EU)の貿易赤字は6487億円と過去最大だった。一方、対米国の貿易黒字は19.8%増の6兆1198億円と2年連続で増えた。

同時に発表した13年12月の貿易収支は1兆3021億円の赤字だった。12月としては12年(6457億円の赤字)を上回り過去最大で、単月としても3番目の大きさだった。赤字は18カ月連続で9月以降、最長を更新し続けている。原粗油など冬季の燃料輸入がかさんだうえ、中国からの輸入が増えた。

輸入額は前年同月比24.7%増の7兆4126億円で、14カ月連続で増えた。輸入額は12月としては過去最大。輸出額は15.3%増の6兆1105億円で10カ月連続で増えた。輸出数量指数は2.6%増と3カ月連続で増加。為替レートは前年同月比24.0%の円安だった。

貿易収支を地域別に見ると、対中国は3835億円の赤字で、22カ月連続で赤字。中国からの輸入額と、対中国の貿易赤字額は12月としては最大だった。対欧州連合(EU)も246億円の赤字で、12月としては最大。対米国の貿易黒字は前年同月比13.9%増の5916億円で、12カ月連続で増えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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