イオン、1000品目値下げ 28日から5~30%
イオンは27日、食品や衣料品を中心に1000品目を28日から値下げすると発表した。全国の総合スーパー「イオン」約420店舗で実施し、1000品目を従来の店頭価格より5~30%安くする。円高による輸入品の調達価格の低下や自社のコスト削減を値下げの原資とした。
1000品目の内訳は食品が500品目、衣料品が50品目、住居関連商品が450品目とする。具体的な商品としては、サントリー食品インターナショナルの「サントリー ウーロン茶」(2リットル)を従来の店頭価格より10円下げた138円、カルビーのスナック菓子「ポテトチップス」を20円下げた78円で販売する。自社のプライベートブランド(PB=自主企画)商品は値下げの対象に含まない。
全国のスーパーマーケット「マックスバリュ」でも食品を中心に最大300品目を値下げする。値下げを実施するのはイオンやマックスバリュなどを合わせると約1200店舗となる。
同日に記者会見したイオンリテールの星野三郎取締役は「電気料金の引き上げなどを受けて消費者の節約意識は高まっている。季節ごとに商品を見直しながら基本的には値下げを継続する」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕