テンプHD、インテリジェンス子会社化で営業益20億円押し上げ
テンプホールディングスと人材サービス大手のインテリジェンスホールディングス(東京・千代田)は26日、都内で共同会見を開き、インテリジェンスの子会社化に伴うシナジー効果は、連結後の営業利益を年20億円押し上げるとの見込みを明らかにした。両社の営業拠点の共有化や提案内容の拡大などで両社の営業基盤を効率的に活用できるため。
買収に伴うのれんの計上額は「20億円程度」(水田正道副社長)の見通し。インテリジェンスが抱える有利子負債などの返済にあたっては今後、資金調達も検討する。ただ、具体的な方法については「検討中」と述べるにとどめた。
同日会見した篠原欣子社長は子会社化の理由について「私どもにない人材紹介のノウハウを持っている」と話した。インテリジェンスの高橋広敏社長は同社から子会社化を持ちかけたことを明らかにし、「望んで一緒になれた、心からのパートナーだと思っている」と語った。インテリジェンス側の経営体制は子会社化後も変えず、高橋社長は続投する見通し。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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