金融庁、セレクト・バンテイジ社に課徴金納付を命令 相場操縦で
金融庁は25日午後、海外投資ファンドのセレクト・バンテイジに対し、国内企業2社の株価をつり上げて不正な利益を得たとして、6万円の課徴金を納付するよう命じたと発表した。納付期限は5月26日。
セレクト・バンテイジは2012年4月12日から24日にかけて、大量の買い注文を出しながら成立直前に注文を取り消す「見せ玉」の手法で、酉島製作所(6363)とホシザキ電機(6465)の株価を不正につり上げて安い価格で取得した株を売り抜けていた。2銘柄以外に86銘柄についても同様の相場操縦がなされた可能性があるという。
証券取引等監視委員会は2月18日、課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告していた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕