三菱重工、14年3月期 特別損失600億円 大型客船の設計に遅れ

2014/3/24付
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三菱重工業は24日、2014年3月期に客船事業に絡み特別損失600億円程度を計上すると発表した。世界最大のクルーズ客船会社、米カーニバル社の欧州法人コスタ・グループ傘下のアイーダ・クルーズ向け大型客船2隻について、設計作業の変更などを受けてコストが当初の予想以上にかさんでいるため。

三菱重工業が長崎造船所で建造する大型客船の完成イメージ

三菱重工業が長崎造船所で建造する大型客船の完成イメージ

客船は2011年11月に受注。1番船は2015年引き渡し予定で昨年6月から建造に着手していた。12万4500総トン、約3300人乗りで、国内建造の客船としては過去最大だった。独自の省エネ技術を客船で初めて採用するなど高い建造技術をうたっていた。

ところが、実際の建設段階で1番船建造の困難さが表面化。ホテル部分の設計作業も膨大となり、設計変更を迫られた。その結果、設計作業の遅延が生じ、設計費が増加。さらに資材調達や建設工程などにも悪影響を及ぼし、コスト増につながったという。

2014年3月期の業績予想は変更しなかった。三菱重は「現時点では変更はない見込みだが、今後修正の必要があると判断した場合には速やかに公表する」としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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