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みずほFG佐藤社長「業務改善計画の提出で区切り」  一問一答

みずほフィナンシャルグループは23日、傘下のみずほ銀行の佐藤康博頭取(61)が4月1日付で退任し、後任に林信秀副頭取(56)が昇格すると発表した。佐藤氏はみずほ銀で代表権のない取締役に退くが、みずほFGでは社長を続投する。同日の記者会見の主なやりとりは以下の通り。

記者会見で退任を発表するみずほ銀行の佐藤頭取(左)。右は次期頭取に決まった林副頭取(23日、日銀本店)

佐藤氏「4月1日以降はグループ最高経営責任者(CEO)の役割に特化する。みずほとして、グループCEOとして、不退転の決意を示す必要があった。(17日の)業務改善計画の提出を一つの区切りとした。新頭取の林氏の資質は熟知している。強い責任感と卓越した実行力、突破力をもち、何事も真摯かつフェアに取り組む人間。今後のみずほ銀行を引っ張っていく貢献者としての要件をもっとも満たしている適材と判断した」

「(計画提出後の)17日の会見時点では林氏に就任の打診ができている状況ではなかった。本件について、話ができなかった点はご理解をいただきたい」

――17日の記者会見では頭取続投の姿勢を見せた。なぜこの1週間でかわったのか。

佐藤氏「新しい頭取に代わることは本人の意向確認ができないと発表できない。機関決定を経ずに発言することは混乱を招くので、そのような説明をした。その点については、迷惑をかけた点もある」

――佐藤頭取はいつごろ辞意を固めていたのか。

みずほ銀行の佐藤頭取(左)は4月1日付の退任を発表し、「社会を騒がせたことに対するけじめだ」と述べた

みずほ銀行の佐藤頭取(左)は4月1日付の退任を発表し、「社会を騒がせたことに対するけじめだ」と述べた

佐藤氏「17日の記者会見を済ませて、林氏がイエスと答えてくれた時に決めた。次のリーダーとしての資質を十分考慮に入れて林氏にした。結果として富士銀行出身となったが、出身を意識したことはない。世の中を騒がせたということは社会的責任を負っている金融機関としては問題だ。社会を騒がせたことに対する私の思い、けじめでもある」

――提携ローンの問題がなければ、頭取を辞任しなかったのか。

佐藤氏「あの事件がなかった場合にはこういうことを考えなかったかもしれない。みずほに残った課題を私の時代で克服していくという強い意志とエネルギーを使うことが必要だとの考えに至った」

――みずほFGの社長は退かない理由は。

佐藤氏「色々な可能性があるというと臆測をよんでしまうので、いわば不退転だ。委員会設置会社をつくる過程で覚悟を示す必要があるということも(頭取)退任の理由だ。(委員会設置会社に移行する)6月に(みずほFG社長を)辞めることはまったく考えていない。昨年末の時点で(頭取は)代わったほうがいいと思ったが、後任がいない中でそれを言うのは組織として耐えられなかった」

――林氏は就任を打診された時どのように感じたか。新頭取として今後どのように取り組んでいくのか。

林氏「最初に話を頂いたときには驚いた。今回の委員会設置会社という新しいガバナンス体制は新たなチャレンジでもある。(佐藤氏が)銀行の頭取と社長を兼務することは非常に激務だし、その負担を少しでも軽減していきたい」

「行政処分を受け、みずほのブランドは大きく傷ついているので、ブランドを再構築していく。ガバナンスをしっかりと着実に実行していく。任を担わないのはある意味無責任だと覚悟を決めた。グループCEOの佐藤を支えるとともに、変革を全力で推進していきたい」

――今春以降の人事について、1人空席になる副頭取はどうするのか。

林氏「4月以降は委員会設置会社の中で、持ち株会社の戦略の司令塔機能や経営管理会社としての位置付けを整理するなかで、これから議論していく。大きな方向感を出したところで改めて人事案として正式に発表していきたい」

佐藤氏「例年3月ごろに新しい役員人事を発表する。今回もそのつもりだ。グループ全体の人事を発表する中で役員が何人かを説明できると思う」〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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