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日銀月報「景気持ち直しつつある」 5カ月連続上方修正

日銀は23日発表した5月の金融経済月報で、国内景気の基調判断を「持ち直しつつある」と5カ月連続で上方修正した。5カ月連続の上方修正は2002年3~7月以来約11年ぶり。生産や消費の改善に加え、設備投資の下げ止まりを踏まえた。

前月まで景気判断は「下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられている」としていた。足元の金融・資本市場の動向を踏まえて「長期金利および株価は、前月と比べ上昇している」と4月以降からの動きを記載した。

景気の基調判断を項目別にみると、生産は「持ち直しに向かう動きが明確になりつつある」とし、前月までの「持ち直しに向かう動きもみられている」から上方修正した。出荷が増える一方で、在庫が減少していることを受けて「生産が増加しやすいバランスとなってきている」と判断したほか、先行きについても増加を見込んでいる。

設備投資は、資本財総供給や機械受注統計などをもとに「全体として下げ止まりつつある」と判断を引き上げた。個人消費も株高に伴う消費マインドの改善などを背景に「底堅さを増している」と、前月の「底堅さを増しつつある」から上方修正した。

景気の先行きについては、文言に「金融政策や各種経済対策の効果から」と加えたうえで「緩やかな回復経路に復していく」との見方を維持した。一方、物価の先行きに関しては、円安でエネルギー関連など輸入物価が上昇していることを踏まえ、「消費者物価の前年比は、当面、マイナス幅を縮小したあと、次第にプラスに転じていく」と判断を前進させた。

金融環境に関しては、マネタリーベース(資金供給量)について「日銀による資産買い入れが進捗するなか、大幅に増加しており、前年比は2割台の伸びとなっている」と明記。資金需要も貸し出しやコマーシャルペーパー(CP)の発行が増えていることを受けて「緩やかに増加している」とした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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