2019年1月22日(火)

貿易赤字、4月で最大 対米輸出増、中国から輸入は過去最高

2013/5/22付
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財務省が22日発表した4月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8799億円の赤字だった。赤字は10カ月連続で、4月としては前年(5184億円の赤字)を上回り比較できる1979年以降で最大だった。液化天然ガス(LNG)などの輸入が高水準だった。

輸出額は前年同月比3.8%増の5兆7774億円。円安の影響で2カ月連続のプラスだった。主に中国向けのパラキシレンなど有機化合物や、米国向けの自動車が伸びた。輸出数量は5.3%減と11カ月連続でマイナスが続いたが、3月の9.8%減、2月の15.8%減と比べマイナス幅は縮小した。

輸入額は前年同月比9.4%増の6兆6573億円で、6カ月連続で増えた。カタールなどからのLNG輸入が17.9%増えたうえ、中国やベトナムからの衣料品輸入が増えた。

為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=96円01銭で、前年同月比16.6%の円安だった。

地域別にみると、米国向け輸出は1兆1013億円と前年同月比14.8%増え、2008年10月以来の高い水準となった。自動車やベンゼンなど有機化合物の輸出が好調だったためで、対米貿易黒字額は5630億円と08年7月以来の水準を回復した。

一方、中国、欧州連合(EU)との貿易収支は、4月としては過去最大の赤字となった。中国からの輸入額は前年同月比13.3%増の1兆4409億円と過去最大。貿易赤字は4425億円だった。衣料品やスマートフォンなど通信機輸入が増えた一方、輸出は自動車やプレス機械部品などが減った。EUとの貿易赤字は386億円。欧州景気の低迷で19カ月連続で輸出が減少した。

財務省は今後の見通しについて「円安傾向だが、依然として海外景気の下振れリスクに留意する必要がある。鉱物性燃料の動向もあり、確たる見通しは難しい」(関税局)としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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