2019年3月24日(日)

7月の貿易収支、2カ月ぶり赤字 海外経済減速で輸出落ち込む

2012/8/22付
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財務省が22日発表した7月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5174億円の赤字だった。貿易赤字は2カ月ぶりで、7月としての赤字額は比較可能な1979年以降で最大だった。特に対欧州連合(EU)が単月ベースで最大の953億円の赤字になるなど、海外経済の減速で輸出が減少したことが響いた。

輸出額は前年同月比8.1%減の5兆3133億円で、2カ月連続のマイナスだった。主に半導体などの電子部品や軽油、タンカーなどの船舶が減った。自動車は好調を維持したが、補いきれなかった。地域別ではEU向けが10カ月連続マイナスの25.1%減と、2009年10月(29.0%減)以来の減少幅だった。アジア向けも9.0%減で、中国向けは11.9%減と落ち込んだ。

輸入額は2.1%増の5兆8307億円で、2カ月ぶりに増加した。火力発電向け液化天然ガス(LNG)が引き続き高水準だったうえ、アジア各国からの携帯電話なども伸びた。ただ資源価格の下落の影響で原粗油が8.8%減と22カ月ぶりにマイナスに転じたほか、鉄鉱石も減少した。

財務省関税局は「EUやアジア向けの輸出減少が続くかどうか、海外経済の下振れリスクに留意する必要がある。輸入面でも、全体への影響が大きい燃料価格の動向を注視している」という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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