7月の全国スーパー売上高0.5%減 2カ月ぶり、休日減が響く
日本チェーンストア協会が21日発表した7月の全国スーパー売上高は1兆789億円となり、既存店ベースでは前年同月を0.5%下回った。減少は2カ月ぶり。前年に比べ日曜日が1日少なかったことが響いた。月後半の天候不順で夏物衣料も苦戦した。
部門別では衣料品が7.6%減。月後半に東日本で雨が増えたことを背景に、夏物の肌着や雨具が失速した。紳士向けの半袖ポロシャツやカジュアルパンツも振るわなかった。一方で食料品は1.0%増加した。野菜の相場が上昇したことが押し上げ要因になった。夏物商材であるアイスクリームや飲料は後半に苦戦した。
日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は7月の結果について「日曜日が少ないことを考慮すれば、消費は一時の暗さから持ち直す兆しがある」と指摘した。8月前半の販売状況は、猛暑で飲料やアイスクリーム、夏物肌着が堅調さを取り戻しているという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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