フェイスブック株、下げ幅拡大 一時14%安
公開価格割り込む
【NQNニューヨーク=森安圭一郎】21日午前の米株式市場で、上場2日目となる交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック株が下落幅を広げている。一時は前週末比5.23ドル安の33ドルちょうどを付け、下落率が約14%に達した。取引開始直後に公募・売り出し(公開)価格の38ドルを下回ったため、上場前に公開価格で株式を購入した投資家などが値動きに失望した売りを出しているもようだ。
上場初日の18日に約1046億ドル(約8兆2600億円)となった株式時価総額は節目の1000億ドルを割り込み、一時903億ドル程度まで急減した。
午前10時30分(日本時間午後11時30分)現在の株価は同4.31ドル(11.3%)安の33.93ドル。寄り付きの売りは一巡したが、安値圏で不安定な値動きが続いている。