5月の食品スーパー売上高1.3%減 3カ月連続のマイナス
日本スーパーマーケット協会など食品スーパーの3業界団体が21日発表した5月の全国食品スーパー売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比1.3%減の7669億円となり、3カ月連続で前年実績を下回った。前年に比べて土日祝日が2日少なかったことで集客に影響が出た。全店ベースでは1.5%増の7990億円だった。
既存店ベースの売上高を品目別にみると、主力の生鮮食品は1.0%減だった。そのうち青果は2.8%増だったが、水産は2.3%減、畜産は4.7%減と苦戦した。日本スーパーマーケット協会は「放射性物質を巡る食品の安全性の基準が4月から厳しくなった影響が出ている」と分析している。
母の日や子供の日に関連する商材は軒並み好調だった。昨年はレジャーを自粛するムードが強かったが、「今年の大型連休中は焼きそばなどバーベキュー関連商材の販売が例年並みに戻った」(同協会)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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