2018年1月20日(土)

破産申請のエフオーアイ、株主に損害賠償請求権も 保全管理人

2010/5/21付
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 21日に東京地裁に破産申請し保全管理命令を受けたエフオーアイ(6253)の保全管理人の松田耕治弁護士は21日、都内で記者会見し「今回のケースでは金融商品取引法などに基づく損害賠償請求権を持つ株主も出てくるだろう」との見通しを明らかにした。上場の際に粉飾があったのが理由。

 松田保全管理人によると、請求権を持つ可能性があるのは、上場時に公募で買った株主や、証券取引等監視委員会が強制調査に入った12日か前日の11日の段階の株主など。今後は請求権が発生する株主の条件を決める必要があり、破産手続きの開始決定までには2週間~1カ月程度の時間がかかる見通しだ。

 エフオーアイの資産は預金が約15億円、在庫が約95億円など。ただ、売掛金を粉飾していたため在庫は60億円が簿外で、実際の売掛金については「数億円もない」状況。預金も借入金と相殺されて残るのはわずかという。

 一方、半導体に関する特許権については譲渡を検討し、粉飾した黒字決算に基づいて納税した22億円の還付手続きを進めるとしている。今後は役員の責任も追及する構えだ。

 エフオーアイは虚偽の決算情報を上場申請時に提出し、2009年11月20日に東証マザーズに上場した。〔NQN〕

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