2019年3月22日(金)

1月貿易赤字、過去最大の2兆7900億円 LNG輸入額が最大

2014/2/20付
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財務省が20日発表した1月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆7900億円の赤字だった。赤字額は2013年1月の1兆6335億円を上回り、現行基準で比較可能な1979年以降で最大となった。円安を背景に燃料の輸入額が膨らみ、液化天然ガス(LNG)の輸入額は過去最大になった。太陽光発電用の光電池などの輸入が増えたことも影響した。赤字は19カ月連続で13年9月以降、最長を更新し続けている。

貿易赤字額が1月に過去最大を更新するのは12年以降、3年連続となる。1月は正月休暇で日本からの輸出が例年少なくなる一方で、暖房など燃料の輸入がかさむため貿易赤字が膨らみやすい。今年は中国の春節(旧正月)が1月末から始まったことも輸出が伸び悩んだ一因となった。2月以降は輸出が持ち直し、貿易赤字が縮小する可能性がある。

1月の輸入額は前年同月比25.0%増の8兆429億円で、これまで最大だった2008年7月(7兆5426億円)を上回り過去最大だった。輸入額は15カ月連続で増え、輸入数量指数は8.0%増と4カ月連続で増加した。クウェートからの原粗油やカタールからのLNG、中国からの光電池など半導体等電子部品の輸入が増えた。中国からの輸入額は1兆9074億円で過去最大。これに伴い、アジアからの輸入額は3兆6691億円で過去最大だった。

輸出額は9.5%増の5兆2529億円で11カ月連続で増えた。輸出数量指数は0.2%減と4カ月ぶりに減った。米国向け自動車や、中国向けにペットボトル原料などになる有機化合物の輸出が増えた。

為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=104円53銭で、前年同月比20.2%の円安だった。

貿易収支を地域別にみると、対中国は1兆448億円の赤字、対アジアは9664億円の赤字で、ともに過去最大だった。対欧州連合(EU)も886億円の赤字。一方、対米国の貿易黒字は前年同月比15.2%増の3672億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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