2019年1月18日(金)

貿易赤字9603億円、8月として最大 14カ月連続赤字

2013/9/19付
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財務省が19日発表した8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9603億円の赤字だった。8月としては2011年(7775億円の赤字)を上回り、比較できる1979年以降で最大。赤字は14カ月連続で、これまで最長だった第2次オイルショック下の79年7月から80年8月にかけての14カ月に並んだ。前年同月と比べ円安が進み、原粗油などの燃料や半導体等電子部品の輸入額を押し上げた。

輸入額は前年同月比16.0%増の6兆7440億円で、10カ月連続で増えた。中東やロシアからの原粗油のほか、中国から衣料や太陽光パネルに使われる光電池など半導体等電子部品の輸入が増えた。

特に中国からの輸入額は1兆4231億円と8月として過去最大。これに伴いアジアからの輸入額も2兆9198億円と8月では最大だった。

輸出額は14.7%増の5兆7837億円。米国やアラブ首長国連邦(UAE)向け自動車や、中国向けにペットボトルなどの原料となる有機化合物などが伸びた。輸出数量指数は1.9%増で、2カ月連続で増えた。

為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=98円44銭で、前年同月比25.4%の円安だった。

貿易収支を地域別にみると、中国とは3041億円の貿易赤字だった。8月としては最大で、18カ月連続の赤字だった。米国との貿易黒字は4953億円で、前年同月比29.3%増。自動車など輸出額が20.6%伸び、8カ月連続の黒字だった。

財務省は貿易収支の今後の見通しについて、原子力発電所の稼働が止まった影響で原粗油など鉱物性燃料が輸入全体の3割以上を占めている点を挙げ「輸入全体に大きな影響を与える流れはしばらく続く気がするので、注視していきたい」(関税局)と説明した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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