岡田副総理「結果は候補者の責任」 早期解散への恨み節に苦言
岡田克也副総理は18日午後の記者会見で、衆院選で落選した閣僚から野田佳彦首相の年内解散の決断に対する恨み節が相次いだことについて「選挙結果は最終的には候補者自身の責任だ」と述べ、苦言を呈した。
「首相が色々な思いを込めて決断したことを理由に自分が負けたというのは議員のとるべき態度ではない」と野田首相の決断を支持。その上で「そういう執行部や他人の責任にするところは改めないと民主党は再生できない」と強調した。
22日に選出する党新代表に関して「単に参院選を戦いやすい顔を選ぶというだけで選んでしまうのは望ましくない」と指摘。自身の立候補については「こういう場で述べるのは適当でない」と言及を避けた。
野党としての国会対応については「基本的には是々非々だ。特に社会保障と税の一体改革は協力してやっていかなければいけない」と語り、「特例公債法(赤字国債発行法)を11月まで引っ張るような不毛な政局的なやり方は控えるべきだ」との考えを示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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