「工場の屋根崩落」「操業停止」 企業の大雪被害が明るみに

2014/2/17付
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首都圏を中心にした記録的な大雪による企業の被害状況が明らかになっている。古河電気工業(5801)は17日、銅合金条などを製造している日光事業所(栃木県日光市)の一部で、工場建屋の屋根が崩落したと発表した。電力供給が止まり、同事業所での全操業停止が続いている。死傷者はいなかったが、損害額をはじめ連結業績に与える影響や復旧の見込みは分からないという。

書籍装丁に使うクロス大手のダイニック(3551)も17日、埼玉工場(埼玉県深谷市)の一部の屋根が崩落したと発表した。崩落したのは15日午前10時20分ごろという。東京本社内に対策本部を設置し、工場内にある設備などの被害について調査している。業績への影響は現段階で未定にした。

埼玉県内の被害はこのほか、ジャスダック上場の鉄鋼商社、アイ・テック(9964)も、関東支店(美里町)で製品の加工工場で屋根の一部が崩落した。損害の見込みはまだ分からないが、全額を特別損失として計上する。人的被害はなかった。

軽作業請負で、ジャスダック上場のエスプール(2471)は子会社を通じて運営する企業向け貸農園(千葉県市原市)ではビニールハウス4棟が損壊した。ビニールハウスは保険による補償が見込まれるというが、栽培していたホウレンソウなどの農作物が収穫できなくなった。

大雪に伴う対応策や被害状況を明らかにした主な企業は以下の通り。

▽古河電気工業(5801)

・日光事業所内の複数の建屋で屋根が崩落

・事業所内の操業をすべて停止

▽朝日工業(5456)

・埼玉工場の建屋が損壊

・製鋼ラインの稼働停止

▽LIXIL

・深谷工場(埼玉県深谷市)の建屋一部が被害

・深谷工場で生産予定だったシステムキッチン新商品の発表会開催を19日から延期

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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